経営者と言われる人は、目標があり、それを正しく伝えられる人だと思います。

美容室経営者の現状から見ていきます。

美容室経営者の現状

スタイリスト兼経営者が圧倒的に多い

皆さんは、「経営者」というとどんなイメージでしょうか?

トヨタやソフトバンクのような大企業の社長を思い浮かべる人もいるでしょう。

お寿司屋さんの大将を思い浮かべる方もいるかも知れませんね。

でも、多くは前者ではないでしょうか?

では、大企業の社長は何をしているのでしょうか?会社(組織)の向かうべき方向を示したり、トップ会談で物事を決定し、社会になくてはならないものを生み出したりと大忙しのように思えます。

多くの美容室を見てきて感じるのは、美容室では、お金のやりくりをするスタイリストが「経営者」となっているようです。

誤解がないようにしたいので書きますが、けっして現場に立たず、スタイリストの仕事をするなというわけではありません。

美容室にも成長過程でいくつものステージがあると思います。

いきなり、大企業の社長のようにしようとしても、組織も資金もなければ、できません。

そこで大切なことは何でしょう?

目標の必要性

目標と願望

多くの美容室経営者には「目標」がはっきりとしていません。

こうなったらいいな、これがあればできるのに、などいわゆる「願望」しかない美容室経営者が多いのも事実です。

まず、目標がなければできないのが、成功と失敗の判断です。

物事の多くは失敗します。しかし、一番怖いのは成功を感じない事です。

目標がない場合、成功は一気に儲かるや苦労せずやれることを思い浮かべてしまいます。

そう、小さな成功に気づけないんです。

小さな成功を積み重ねが大きな成功につながる、というようなことを一度は聞いたことがあると思います。

それが、目標がないとできないんです。

これは、失敗よりも怖いことです。

「目標」と「願望」の違いはなんでしょうか?

目標・・・期日があり、具体的行動ができる

願望・・・期日がなく、ぼんやりと思い浮かべる

美容室経営者の皆さんには、どちらが必要ですか?

当然、「目標」です。

「目標」を持つ重要性を考えていきたいと思います。

組織とは目標を共有する集合体

あなたは今、ある大きな駅の前にいます。

多くの人が駅前を歩いては過ぎ去っていきます。ざっと300人はいるでしょうか?

思い思いの方角へ、人々が歩いていきます。

この集団は「組織」といえるでしょうか?

ただ、人が集まっているだけで、組織とは言いませんよね。

そう、「組織」とは「ある目標を共有する」ことが前提なのです。

その「組織」の中心(リーダー)が経営者です。

共有する目標がありますか?それは組織にとって魅力的ですか?

目標を達成した先に何が見えますか?これが経営者としての仕事の始まりです。

目標の決め方

目標を決めても行動できない

1年の始まりや新年度の始まりに1度は目標を掲げたことがある方は多いでしょう。

順調に進んだ場合もそうでない場合もあったと思います。

前述したようにこれだけでも成功と失敗がわかります。目標を掲げるだけでもわかるのですが、折角ですから、進めていきたいですね。

美容室経営者に限らず、目標は掲げても行動できない経営者は残念ながら多くいます。

共通点はの一つに「目標を覚えていない」という悲しい事実があるように思います。

この場合、多くは期日を決めていない事が原因であることが多いです。

前述したように、期日がないので「願望」近いんですね。本人は目標なのでしっかりとした計画を立てたつもりでいます。しかし、記憶はどんどん失われ、日常の忙しさにかまけて忘れてしまうのでしょう。

優秀な経営者は1年後の売上や利益がほぼ正確にわかります。上場企業の決算では1年後の売上、利益が大幅に増えても、予想と反している場合、市場はいい反応はしないようです。自社の現状がわかっていない経営者と判断されかねないそうです。

経営者とはそれほど目標に正確でなければならないのでしょう。

もう前の話になりますが、ライ〇ップの決算が大幅に悪化したときに、「プロの経営者」という言葉がありましたね。

経営は運だけではできないのはご承知でしょうが、経営者になれば誰でも経営のスキルを身に付けられるわけではないのです。

その一番初めに身に付けたい事が「目標に対する行動力」なんです。

短期目標を立ててみる

短期目標は長くて3か月先までとします。設定した期間に数値化された目標を設定します。

美容室であれば、「単価を1,000円上げる」「カラー比率を70%にする」などが分かりやすいでしょうか。

それに対してどのような行動をすればいいのかを書き出し、期日を決めてとにかく行動する。これで、行動できれば良しとします。結果は様々でしょうが、失敗しても原因を探れます。

長期目標はまだおすすめしません。

どうしても言い訳が出る経営者が多いです。

共に行動できる仲間がいればいいことも

勉強会を利用する

私も1年ほど、セミナーに参加し続けました。結果、仲間ができて、仲間に宣言することで行動できることも多かったのです。

私はいい意味で監視してくれる仲間がいたことが幸いしました。

ただし、飲み会だけが楽しくなってしまわないように注意が必要ですけど(笑)

そういうところには、たまに友達を探しに来る人もいるみたいなんです。

それが悪いとは言いませんが、やはり勉強を優先させたいですね。

まとめ

経営者としてまず、身に付ける「目標に対する行動力」が今の美容室経営者には大切ではと考えています。

周りと同じメニュー、営業時間、接客、技術では尻すぼみな事業になるのは目に見えています。

そこには、目標が不可欠なのです。

行き当たりばったりでの経営は、もう無理でしょう。

ぜひ、サロン経営大楽で学んでみて下さい。